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日本人にはまだ難しい民主主義・立憲主義・天賦人権説 (上)

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知っておきたい立憲主義と天賦人権説

 選挙特集の第5回(最終回)は、民主主義と立憲主義について書く。立憲主義を否定する自民党が圧勝の勢いだが、ここで最後の悪あがきをしてみる。
 残念なことに、天賦人権説や立憲主義を誤解している人が少なくないため、自民党に語りかける感じで、なるべく分かりやすくストーリー仕立てに説明してみた。

天賦人権説(あるいは自然権)の否定は何が問題なのか? (烏蛇ノート)」を読んでも理解できなかった人に

 あくまでも簡略化した例え話なので、重箱の隅をほじくるような批判はご容赦いただきたい。

むかしむかしあるところに

 誰の支配も及んでいない土地があり、小さな町があった。そこで、ある者は田畑を耕し、ある者は牛や馬を飼い、ある者は海で魚を捕り、そうやって人々は日々の糧を得ていた。
 その町には、市長さんのようなリーダーもいなければ、法律のようなルールもなかった。だからといって、無法地帯というわけでもなく、人々はおのおのの理性に従って行動していた。こういう状態を自然状態っていうんだ。(英国の哲学者ジョン・ロック)

 ところが、人口が増えたり、社会構造が複雑化したりしてくると、共通したルールがないゆえの問題がでてきた。例えば、土地をめぐる争いとか、物を盗んだ・盗んでないといったいざこざとか、誰が橋や道を造るのかとかね。

 そこで、人々は共通ルールが必要であると考え、法律というルールを作り、それに従って行動するようになった。この法律を作るところを立法府、この法律に基づいて仕事をする役所のことを行政府、争いごとを法律に基づいて判断してくれる裁判所を司法府っていう。さらに立法府、行政府と司法府のことをまとめて政府っていうんだ。大昔は、現在ほど厳密に立法・行政・司法に分かれていたわけじゃないけどね。

 これじゃ現在とほとんど変わりない。これで何もかもOK。全部うまくいくはず。憲法なんて必要ないのでは、と思うよね。

権力は暴走しやすいもの

 ところが、人間っていうのはそんなにかしこい生き物じゃない。最初は「世のため、人のため」と高い志を持っていても、よこしまな考えを抱くようになった。人間は誰でも自分がかわいいからね。
 えらい人たちが法律を作っているんだから、その人たちが、自分たちに好都合な法律を作り、自分たちに逆らうものはみんな捕まえるって法律を作ることも可能になっちゃうよね。それで、政府が暴走しちゃって、ひどい法律を作って、市民が苦しめられるっていうことがたびたび起こったんだ。拷問にかけられたり、差別されたり、政府を批判しただけで逮捕されたりね。

 政府っていうのは、自分たちの国をよくするために存在したはずのに、その政府が暴走して、人々を苦しめるようになるなんて、これじゃあ意味がないよね。

天賦人権説の誕生と市民革命

 やがて人々は、「同じ人間なのに、なぜ俺達は政府に苦しめられるんだ。政府は自分たちが権限を持っているのをいいことに好き放題やってる。人間は生まれながらに自由で平等ではないか」と考えるようになった。このような「人は生まれながらにして自由で平等」っていう考えを天賦人権説っていうんだ。18世紀頃から主張されはじめるようになった。

 そこで人々は「今の政府を倒して、俺達で新しい政府を作ろう」と考え、力を合わせて苦難の末、政府をやっつけたんだ。これを(市民)革命っていうんだ。政府を倒した人々は、新しい政府を作るに当たり、今度は政府が暴走しないように「政府をしばる法律も必要である」と考えた。この政府をしばる法律こそが憲法なんだ。

天賦人権説と立憲主義は世界普遍の価値観

 天賦人権説は西欧生まれだけど、今日では世界普遍の価値観になっているんだ。各国の憲法を見てみよう。

  • 日本国憲法 - 「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、…」
  • 合衆国憲法 - 「われら合衆国の国民は、より完全な連邦を形成し、…」
  • 大韓民国憲法 -「悠久の歴史と伝統に輝く我が大韓国民は、…」

 いずれも主語が国民になっているよね。憲法の中身も「国は〜してはならない」「国は〜しなければならない」というように、国がするべき義務や、国がしてはいけない禁止事項を定めているのが分かるよね。
 国民が主権を持って、国を統治する仕組みを民主主義をいう。憲法を作り、憲法に基づいて国が統治する仕組みを立憲主義という。これが、近代民主主義国家なんだよ。

日本国憲法第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

 もちろん、民主主義が完璧な統治システムではないし、欠点もある。だが、民主主義より良いシステムは存在しないんだ。英国の政治家のチャーチルは「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」と言ったんだよ。

(次回エントリーにつづく)

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ガラニート日本村社会に適応できないコミュ力(=KY力)なし・職歴なしのニート。日本のクソな労働環境や社会構造に嫌気がさして海外脱出。

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